誤飲にご注意!(メルマガより)
手作り化粧水は防腐効果が弱くて冷蔵庫で保管されていることも多いかと思います。
そこで、考えておかねばならないのは、化粧水を間違って飲むことがあるということです。
これは自分ではなく、子供であったり、普段冷蔵庫を開けない人であったりします。
つまり、冷蔵庫で保管するということは間違って飲んでしまったときに、どうするかということを頭の隅においておく必要があります。特にドリンク剤など食品の空き瓶を流用しているときは、起こりやすくなります。
ただ、化粧水や原液エキスを間違って飲んだとしても死ぬことはありません。
BGやグリセリンは下剤として働く可能性はありますが・・・。
まず、することは、気分が悪くないか聞いて、コップ1杯の水か牛乳を飲ませます。
それで気分が悪そうなら、医師の診断を受けます。
ただ、小さなお子さんであまり自分の意志を伝えることができない場合は、医師の診断を受けて胃洗浄していただいた方がよいでしょう。
但し、無理に吐かせようとしてはいけません。
慌てて喉に指を入れて無理に吐かせようとすれば、爪先で喉を傷つけ血管を破り、血が喉から噴出することもあります。
注意するのは化粧水にエタノールが入っている場合で、急性アルコール中毒について考えないといけません。
実はゼリーなどの食品の中にエタノールが2,3%入っていることが多くて、それで小さな子供が急性アルコール中毒にかかることが増えています。
飲む量にもよりますが、エタノール入りの化粧水を大量に飲んだ場合は、救急車を呼ぶ必要もあるでしょう。
(生薬化粧水や原液エキスは生薬エキスが入っているので、苦くて口にいれてもすぐに吐き出すことが多いです)
小さな子供がいる場合、手の届く範囲に置くべきではありません。
アルコール飲料を冷蔵庫にいれる場合と同様に勝手に飲まれることを前提として、手の届かない場所に置くように心がけてください。
また、容器をスプレー容器にして、飲み物でないということを視覚的にわからせることも大切だと思います。
エタノールとBGどちらが安全かというとBGの方が約3倍程度急性毒性値が大きいです。
つまり一気に飲んでも生命を脅かす毒性が低いということです。
小さなお子様がいる家庭では、万が一のことを考えてBG抽出でエキスを作られた方がよいでしょう。
誤飲事故は起きない様で起きるものです。
冷蔵庫に置くときの基本は、飲み物として誤解させない、小さな子供の手の届く範囲には置かないということです。